マスク依存症の深刻な弊害と克服法

依存症になる分かれ道

 

 

依存症になってしまうまで、あることに「はまる人」と、そこまでいかず、ほどほどで止められる人で、その先が大きく分かれることになります。

 

ではその違いは、どこから出てくるのでしょうか。実はその違いは「心理状態」にあることが多いとされています。依存症の人になってしまう人は、ある特徴がよく見られます。「いつも、自分のある部分に満足できない」、「普段から強いストレスを抱えている」、「信頼できる人に、自分が受け入れられていないと感じることがある」、「いつも孤独を感じる」、「劣等感が強い」、などです。心がこのようにストレスを感じる状態にあると、その辛い気持ちから逃れようと、お酒、タバコ、ギャンブル、無駄な買い物、というように自分が夢中になっている対象物にどんどん傾倒していきます。

 

いつしかそれが無なければ、まるで平静ではいられなくなります。つまりは依存症というわけです。

 

さて「伊達マスク」の件です。「伊達マスク依存症です」。特に若い人たちに多く見られるもので、名称は医療的な意味ではありません。しかし、ただのオシャレでマスクをしているのでもありません。

 

「伊達マスク」をしているのが普通になり、物理的にも心理的にもマスクを手放せない状態になってしまうのが「マスク依存症」です。ある調査では、伊達マスクの経験がある人が全体も15%もいるそうです。

 

マスクと言えば、くしゃみなどで周囲に迷惑をかけないため、花粉除け、口内が冷えないようなど、多用な目的のために使用されています。マスクはいわゆる個人向けの公衆衛生ツールです。ところが、そうではないのが「マスク依存症」の人達です。